高額な工事費のほかに、追加費用もかかるのか?
今回説明する「追加費用」とは他社様の見積書でよく見受けられる「実数清算」とある項目の事です。
管理組合・オーナーのなかには、大規模修繕にかかる費用の見通しが立たず、不安な気持ちを抱いている方もいるでしょう。多額の追加費用が発生したとなれば、修繕工事の予算オーバーということにもなりかねません。
ここでは、大規模修繕の追加費用の実情をお伝えするとともに、追加費用に関する外装専科の姿勢を紹介します。
目次
大規模修繕工事に追加費用が発生する理由
マンションの大規模修繕をおこなう時には、工事の見積もりを算出する前に建物の状態を調査します。この調査に基づき大規模修繕の工事規模・内容を想定するのですが、追加費用が発生するというのは、「調査時に想定していた工事規模・内容」と「実際の工事規模・内容」に差が生じているケースが多いです。
なぜ、事前予測と実際の工事規模・内容が“大きく”乖離するのか?
追加費用が発生したために、見積もりよりも工事費用がかなり高額になった場合には、見積もり前におこなった建物の調査が不十分であったことが考えられます。
例えば、外壁がタイル仕上げのマンションを修繕するとして、見積もりでは、建物全体の3%にタイルの補修・交換が必要と判断していたとします。ところが、実際に工事をはじめてみると、建物全体の10%にタイルの補修・交換が必要であることが判明しました。こうなると、それらの差である7%のタイルの補修・交換費用が追加費用として請求されてしまうのです。
この例のように、大規模修繕工事に取りかかる前の建物調査が不十分であると、追加で必要となる工事項目が増え、追加費用もどんどん増加していく可能性が出てきます。
追加費用に関する外装専科の姿勢
外装専科では、大規模修繕工事の追加費用をいただいていません。見積もりにご納得いただき、ご契約いただいたら、その金額通りに工事を完了しています。なぜ追加費用を請求せずに工事を完了できるのかというと、その理由は、見積もり前に建物調査をおこなうことで、事前予測と実際の工事規模・内容の乖離をできる限り小さくしているからです。
一例を挙げますと、タイル仕上げのマンションを調査する時は、担当者が現地を訪問し、建物各所で手の届く範囲のタイルをパルハンマー(打検棒)という専用器具で一枚ずつたたき、タイルの不具合を確認しています。このように、外装専科では、見積もり前の建物調査をきめ細かくおこなうことで、正確で無駄のない工事ができるように努めています。
手厚いアフターサービスで、工事後の生活もしっかりサポート
管理組合・オーナーに大規模修繕の見積もりを提示する際には、具体的な保証内容を記載した「工事保証書」も提出しています。外装専科では、「自分たちが工事をおこなった場所のみ」を保証するのではなく、「自分たちが工事をおこなった場所に関連する範囲すべて」を保証しているのです。これにより、万一、工事終了後に不具合が生じても生活への支障を速やかに・確実に・無償で解決できるようにしています。
大規模修繕工事を依頼する時は、追加費用の確認も
見積もりの金額だけで工事会社を決めると、実際には追加費用が膨大となり、予算をオーバーしてしまうという事態にもなりかねません。
大規模修繕工事を依頼する時は、見積もりの金額ももちろんですが、工事終了後に追加費用が発生しないか、発生するとしたらどのくらいになるか、しっかりと確認するようにしましょう。